現象学

テーマ:哲学用語
無心になったときに頭に浮かぶもの。その中にこそ真実がある。

「現象学」とは一般的にはフッサールによって提唱された哲学的立場を指します。人は普通、目の前にある世界を、見たまま感じたままに捉えようとします。つまり、見えている物を見えている通りに受け入れて、理解している気になっているのです。

フッサールはこのような姿勢を「自然的態度」といって批判しています。

見える物をそのまま受け入れるのではなく、心の中身を考察する上で、意識に与えられるがままの内容を記述すること。それは目で見たままの内容とは違った物になります。

そのためにフッサールは、目の前の世界に対する判断を一旦中止して頭を空にし、心の中の純粋な意識に浮かんでくる物だけを信じるという方法を提案しました。この判断を中止することを「エポケー」と言います。

このようにして初めて真理と向き合うことができるのです。これは「現象学的還元」と呼ばれています。

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